10月12日に厚生労働省から2010年の食中毒発生事例速報が発表されました。
まだまだ、ノロウイルスの発生が多くなっています。
総件数は524件で、そのうちノロウイルスが208件、カンピロバクターが186件となっています。
さらに、ノロウイルスは気温が高い時期になると発生件数が減少しているのに対して、カンピロバクターは気温が高くなる時期に発生している傾向が感じられます。5月以降はカンピロバクターの方が患者数が多くなっています。
これからの季節は植物性自然毒の食中毒が増加します(キノコ狩りなど)。また、気温が低くなるので、ノロウイルスの食中毒も増加してくることが予想されます。よって、カンピロバクターの割合は低下してくるでしょう。
現在までに、食中毒による死者は0名ですが、まだ油断はできません。ちなみに昨年はなんと死者0名でした。これはインフルエンザ対策のお陰との意見が多くなっています。
最近はあまりニュースに上らなくなったノロウイルスですが、これからも注意が必要です。特に小さなお子さんをお持ちのご家庭では、冬季はノロウイルスの他に「ロタウイルス」が原因の下痢が流行しやすいですからご注意ください(ちなみに、ロタウイルスに感染すると白色の便が出るそうです)。
これからの季節は、やはり、ノロウイルス対策とインフルエンザ対策が重要になってくるでしょう。手洗いの重要性を今一度アピールしてみてください。
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