キュー・アンド・シーの阿部です。
CCPとOPRP(オペレーションPRP)ってどこが違うのか。
そもそもOPRPって何?
- ISO22000の本を読んでも、セミナーを受けても、いまいちOPRPが何か理解できない。
- OPRPが何かは解ったけれど、OPRPを作れない。
そう思っている方の悩みを解決しましょう!
OPRPを理解する前にすべきこと
- ハザード分析をしっかりする
ハザード分析が不十分だと、「何をOPRPとすべきなのか、CCPとすべきなのか」これが明確になりません。まず、ハザード分析をしっかりやって、重点的に管理しなければならない所がどこなのかをはっきりさせてください。
ハザード分析表の(5)欄(ハザードに対する管理手段)まで記入してください。
いいですか?
この段階で、
「これはOPRPにしようかな~」とか
「CCPにしようかな~」と思わないでください。
慣れてくると、ハザード分析表を作らなくても、CCPがどこでOPRPがどこなのかが瞬時にわかるようになりますが、慣れていない時は、順番を飛ばさないでください。
CCPだけを決めるならば(5)欄まで終わった段階で、決定しています。
でもCCPかOPRPかを(6)欄で決めなければなりません。これがISO22000に特徴的な部分です。
ここからです。良いですか?
すぐに見分けられるようになりますよ!
あなたが(5)欄に書いた管理手段は以下のどれに当てはまりますか?
- ハザードを減らす・なくす工程
- ハザードを増やさない工程
- ハザードを付けない工程
もし、3にあてはまるのであれば、その管理工程はOPRPです。
もし、1、2にあてはまるのであれば、CCPで良いでしょう。
これがOPRPの基本です。
「当社は最新鋭のクリーンルームを設置し無菌空間で製品を製造しています」
「機械部品が混入しないように、定位置管理を徹底しています」
これらはCCPではありません。
もっとも重要な管理点ではありません。
むしろOPRPです。
次回はOPRPプラン(?)の作り方です。
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