2010年11月15日月曜日

効果的な教育の始めはコミュニケーションから

キュー・アンド・シーの阿部です。

ISOでも5Sでも何でもそうですが、人がいるところに教育あり。
でも、一番問題が多いのも教育です。

一人でも部下がいる方、品質管理を担当している方。
社員の教育で悩んでいませんか?
言っても言っても、言うことを聞かない。言われたことをやらない。すぐに楽をする。


そんな社員に対して、あなたは特効薬が必要だと思いますか?特効薬は高価ですよ?
それより、うがい手洗いや予防接種で予防した方が安上がりですよ?

あるのです、予防手段が。でもあなたの継続が大切です。あなたの根気も必要です。

その方法は・・・・・・・。




あなたが部下や社員に何を期待しているのかどんな成果を出して欲しいのかどんな行動・結果を評価するのかをあなたが明確することです。そして、あなたが求める成果を、確実に出すために不足しているものを補うのが教育です。

そんなこと言われても、取り敢えず、ルールを守って欲しいんだ!!!!
ですか?


でも、この「ルールを守らせる」一言に、期待・成果・評価が含まれています。ちょっと考えてみましょう。


質問です。


コミュニケーションを取って、期待・成果・評価を社員に伝えていますか?

ルールがある、守るのは当然だ」という考えは通用しないのです。常識でしょ!も通用しません。なぜなら、何が常識なのか共通認識を持っていないからです。コミュニケーションが取れていないからです。

例えば、道路を横断する時は横断歩道を渡る。という常識があるとします。でも、大人は横断歩道がなくても平気で道路を横断する。こんな事実があったら、子どもは疑うでしょう?横断歩道を渡るのは常識なのか?と。そのうちどこでも横断する子どもになります。だって横断歩道を渡ることが常識だとは思えないから。

それを繰り返して大人になって、そして会社に入ってきた社員を、常識がない、と叱ることができるでしょうか?叱る前に、「自分はこれをしなければならないと思っている。君はどう思うか」とコミュニケーションを取ってください。

君はどう思うか?君はどうしたいのか?君はどう考えているのか?

その問いかけが必ず必要です。これがなければコミュニケーションになりません。

どうやってコミュニケーションを取るか、コミュニケーションツールの問題ではありません。

成果を出して欲しい人、部下や社員に直接会ってください、顔を合わせてください。

そして、「私は君に○○を期待している。なぜそれを期待しているのか~。それは○○が成果として出てくる。君の成果は我々の成果でもあり、会社の成果なんだ。その成果を出すことが君の責任でもあり私の責任なんだ。」と相手に分かる言葉を使って話してください。

次に、部下に尋ねてください。「君はその成果を出すだめに、何ができるのか?何が不足していると思うのか」と。

意見を挟まずに、相手の言葉を受け止めてください。「どうしてか?」を繰り返し問いかけてください。子育てと同じです。根気強く、相手の言葉に耳を傾けてください。すると、何を教育しなければならないのかが見えてくるはずです。具体的な方法を理解していないかもしれないし、誰にも教えてもらっていないかもしれない、違うやり方の方が良いと思っているのかもしれない、方法は分かっているけれど道具が揃っていないのかもしれない。でも聞いてみなければわかりません。

良いですか?教育の前にまずコミュニケーションありきです。

できていないから、できるようにしたいだけだ

違いますどうして出来ないかをお互いに理解しなければ、出来るようにならないのです
コミュニケーションを取らないで部下が成果を出せず失敗すると、さらに仕事が増えます。その悪循環をどこかで、勇気を持って断ち切ってください。


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