ISOでも5Sでも何でもそうですが、人がいるところに教育あり。
でも、一番問題が多いのも教育です。
一人でも部下がいる方、品質管理を担当している方。
社員の教育で悩んでいませんか?
言っても言っても、言うことを聞かない。言われたことをやらない。すぐに楽をする。
そんな社員に対して、あなたは特効薬が必要だと思いますか?特効薬は高価ですよ?
それより、うがい手洗いや予防接種で予防した方が安上がりですよ?
あるのです、予防手段が。でもあなたの継続が大切です。あなたの根気も必要です。
その方法は・・・・・・・。
あなたが部下や社員に何を期待しているのか、どんな成果を出して欲しいのか、どんな行動・結果を評価するのかをあなたが明確することです。そして、あなたが求める成果を、確実に出すために不足しているものを補うのが教育です。
そんなこと言われても、取り敢えず、ルールを守って欲しいんだ!!!!
ですか?
でも、この「ルールを守らせる」一言に、期待・成果・評価が含まれています。ちょっと考えてみましょう。
質問です。
コミュニケーションを取って、期待・成果・評価を社員に伝えていますか?
「ルールがある、守るのは当然だ」という考えは通用しないのです。常識でしょ!も通用しません。なぜなら、何が常識なのか共通認識を持っていないからです。コミュニケーションが取れていないからです。
例えば、道路を横断する時は横断歩道を渡る。という常識があるとします。でも、大人は横断歩道がなくても平気で道路を横断する。こんな事実があったら、子どもは疑うでしょう?横断歩道を渡るのは常識なのか?と。そのうちどこでも横断する子どもになります。だって横断歩道を渡ることが常識だとは思えないから。
それを繰り返して大人になって、そして会社に入ってきた社員を、常識がない、と叱ることができるでしょうか?叱る前に、「自分はこれをしなければならないと思っている。君はどう思うか」とコミュニケーションを取ってください。
君はどう思うか?君はどうしたいのか?君はどう考えているのか?
その問いかけが必ず必要です。これがなければコミュニケーションになりません。
どうやってコミュニケーションを取るか、コミュニケーションツールの問題ではありません。
成果を出して欲しい人、部下や社員に直接会ってください、顔を合わせてください。
そして、「私は君に○○を期待している。なぜそれを期待しているのか~。それは○○が成果として出てくる。君の成果は我々の成果でもあり、会社の成果なんだ。その成果を出すことが君の責任でもあり私の責任なんだ。」と相手に分かる言葉を使って話してください。
次に、部下に尋ねてください。「君はその成果を出すだめに、何ができるのか?何が不足していると思うのか」と。
意見を挟まずに、相手の言葉を受け止めてください。「どうしてか?」を繰り返し問いかけてください。子育てと同じです。根気強く、相手の言葉に耳を傾けてください。すると、何を教育しなければならないのかが見えてくるはずです。具体的な方法を理解していないかもしれないし、誰にも教えてもらっていないかもしれない、違うやり方の方が良いと思っているのかもしれない、方法は分かっているけれど道具が揃っていないのかもしれない。でも聞いてみなければわかりません。
良いですか?教育の前にまずコミュニケーションありきです。
できていないから、できるようにしたいだけだ。
違います。どうして出来ないかをお互いに理解しなければ、出来るようにならないのです。
コミュニケーションを取らないで部下が成果を出せず失敗すると、さらに仕事が増えます。その悪循環をどこかで、勇気を持って断ち切ってください。
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