2012年1月23日月曜日
モニターとモニタリング。用語の使い方その3
こんにちわ、株式会社キュー・アンド・シーの阿部です。
今日はモニタリングとモニターの違いについて復習しましょう。(今日はあまり「定義」にこだわらないでくださいね。)
なぜ、モニタリングとモニターの違いをハッキリさせる必要があるのでしょうか?
それはHACCPプランやOPRPで必要なのは、モニタリングであってモニターではないからです。
あなたのHACCPプランはモニターになっていませんか?
防犯のためにカメラを設置する場合がありますが、あのカメラの役割はHACCPで言うところの何でしょうか? 防犯カメラはモニタリングと言えるでしょうか?
答えは・・・・
「言えません」
です。
なぜでしょうか?
それは、例えそこで犯罪が起こっても、そのビデオを見直してみなければ、犯罪が起こったことがわからないからです。
「冷蔵庫に温度計が設置してあって、自動で温度が記録されるようになっている。」
この状態はモニターであって、モニタリングではありません。例え温度が逸脱していても、記録を見直さなければ、逸脱に気が付くことができないからです。
ですから、記録を見直す作業がモニタリングになります。 モニターとは、出来事をそのまま写しているだけ。 モニタリングとは、評価するために見ている状態。 とでも言えるでしょうか・・・・。
人間の場合は、基準から外れていれば知らせてくれるので、知らず知らずのうちにモニタリングになっています。でも機械の場合は、ちゃんと、「基準から外れたら教えてね」と設定しておかなければ、絶対に教えてはくれません。
ウチは温度記録を取っているから大丈夫! とは言えないのです。
誰(何)が基準から外れたことを知らせてくれるのですか? それが重要なのです。
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