(株)キュー・アンド・シーの阿部です。
北海道もやっと夏らしくなってきました。
さて、食中毒が要注意の時期になってきましたので、今回は食中毒を予防する一番簡単な方法、手洗いについてです。その中でも特に衛生的な手洗いがより簡単になるアイテムをご紹介します。食品工場では一般的なアイテムですが、ご家庭の手洗いアイテムとは全く違います。これを期にもう一度見直してみましょう。
1. ペーパータオル
2. 液体セッケン
3. アルコール
なぜ、これらが必要なのでしょうか?詳しく説明していきます。
手洗いに必須の3つのアイテム
1. ペーパータオル
壁掛けタオルのように使い回しだと、何人もの人が使うので、汚れます。そのタオルは微生物まみれになっているので、せっかく洗ったきれいな手に汚れを付けることと同じです。使い捨てが理想です。
2. 液体セッケン
固形セッケンはお勧めできません。表面に微生物が付くからです。できれば、除菌効果のある手洗い用液体セッケンを使用しましょう。
3. アルコール
一般的な食中毒菌に対して殺菌作用があります。手洗い用液体セッケンでは流し切れなかった食中毒菌を殺菌することができるのです。ペーパータオルで十分水分を拭き取り、噴霧器でアルコールを噴霧した後、手に良く擦り込んで使用します。殺菌作用については日本食品洗浄剤衛生協会のサイトを参考にされると良いでしょう。
一番重要なのは、ペーパータオルです。衛生的に水分を拭き取るアイテムがないと、自分の作業着のズボンがタオル替わりになります。
そんな、食品工場で作った食品を食べたいと思いますか?
答えが、ノーだったら、今すぐ3つのアイテムを用意しましょう。
衛生管理には非常に重要な手洗いですが、汚れを落とすことばかりに一生懸命になると、手荒れが発生し、かえって手の微生物を増やす結果になることもあります。この点は次回に詳しくご説明します。
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