2010年12月27日月曜日

動線図・ゾーニング図は作らなきゃいけないの?

動線図とゾーニング図はHACCPに取り組むとフローダイアグラムと同じように作成します。しかしこれらの文書はISO22000では求められていません。何故でしょう?
答えを言う前に、動線図・ゾーニング図は何の図なのか整理してみます。これで答えが分かるはずです。



動線図:人・物の動きを施設平面図に書き込んだもの

ゾーニング図:作業場所を区分けして施設平面図に書き込んだもの(区分けは衛生レベルに応じて実施する)


どちらも、食品の製造環境に関する管理を図にしたものです。

この「環境に関する管理」で「ピン!」ときた人はすばらしい!!!
ピンとこない人は、ISO22000の語句の定義を見直してください。環境の管理は・・・・PRPなのです。そしてPRPは文書化が求められていません。だから動線図もゾーニング図も要求していないのです。
でも人・物の動線とゾーニングは食品への交差汚染を管理するうえで非常に重要なのです。ですから、動線図とゾーニング図は作成すべきです。


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