2011年3月28日月曜日

金属検出工程の「モニタリング」ってなに?

東北関東大震災で被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。
そして、一日も早い復旧をお祈り申し上げます。


金属検出工程の「モニタリング」って何ですか?

金属検出工程はHACCPプランで管理することが多いですが、あなたはどのようなHACCPプランを作っていますか?

今回は、「金属検出器をテストピースを使って動作確認する」を「モニタリング」と設定した場合について考えて見たいと思います。

・モニタリング方法:テストピースを通過させる
・頻度:1時間に1回
・担当者:モニタリング担当者
といったところでしょうか。

もし、テストピースが検出されずに通過してしまった場合、その後の処置はどうなるでしょうか?



修正処置は何ですか?


修正処置とは、不適合を取り除くことです。そしてISO22000では特に、「影響を受けた製品が特定され、その使用及びリリースが管理されること」です。
ですから、テストピースが通過してしまった直前の1時間分の製品を特定し管理することになります。

では、金属検出器で製品が検出された場合(金属片が含まれている恐れのある製品)はどうなるのでしょう?
どこでその処置を定めれば良いのでしょうか?

「7.10.3安全でない可能性のある製品」で管理できるでしょうか?

ちょっと腑に落ちません。なんと言っても、金属検出器で検出された製品は、金属片が含まれている可能性があるのです。

ハザードを含んでいる可能性があるのです。

金属検出器は何のために設置しているのでしょか?
それは、金属片が入っている可能性のある製品をモニタリングするためです。

金属検出工程の「モニタリング」って何ですか?



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