2011年6月7日火曜日

効果がでるISO22000の運用:社長の見直し

生肉の処理については、行政面でも様々な意見が出されているので、予定を変更してお届けします。

さて、ISO22000の文書ができ、システムも構築できました。
でも8章の後半には、「マネジメントレビューへのインプットとする」
という文面が多く出てきます。
マネジメントレビューが必要なのはわかるけど、何をすれば良いのでしょう?

審査も差し迫るとこのような疑問が出てきます。

ISO22000では「5.8マネジメントレビュー」をしなさい、と書かれています。

マネジメントレビューとは何でしょうか?



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経営者による、管理システムの見直し
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それは、

マネジメントのレビューです。


5.8マネジメントレビューには、
トップマネジメントはあらかじめ定められた間隔で見直しなさい。
と書かれています。

具体的に何をするのか、それは以下の二つです。

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  • 改善の機会の評価
  • 食品安全マネジメントシステムの変更の必要性の評価(食品安全方針も含む)


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要は、構築したシステムがしっかり運用できているかを経営者(トップマネジメント)が見直して、変更や改善が必要なのかどうか評価しなさい、と言っているのです。

それは、トップマネジメントが経営者として、

「この会社が安全な食品を作り、食品安全方針を達成するためには、
ヒト・モノ・カネで何が必要なのか、そもそもこの会社の食品安全とはこれで良いのか」

を判断することです。

「この機械に不具合があるのなら、修理しなさい」
のような細かいことではなく、全体のことです。
細かいことは食品安全チームリーダーに任せれば良いのです。

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マネジメントの定義とは・・・・
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「もしドラ」で話題の「P・F・ドラッカー」氏は、

マネジメントとは
「第一は、組織に特有の使命、目的を果たすこと。
第二は、仕事を通じて働く人たちを生かすこと。
第三は、社会の問題について貢献すること」
と定義しています。


この定義に従うならば、マネジメントレビューは
「当社のFSMSは、当社の特有の使命、目的を果たしているか、働く人たちを生かしているか、社会の問題について貢献しているか」
を見直すことと言えるのではないでしょうか?

社長がこんな風に見直しできるように、社長に報告、していますか?


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