2011年8月8日月曜日

米の放射性物質、基準定まる

農林水産省から食品に関して重要な発表があったので予定を変更しました。

-------------------------------------------------------------------------------------
農林水産省は3日、これから収穫されるコメが放射性物質に汚染されていなかどうかを収穫前と収穫後の2段階で検査する方針を公表した。収穫後のコメが国の基準値(1キロ当たり500ベクレル)を超えた場合、破棄しなければならないことも示した。(朝日新聞2011年8月4日朝刊より)
-------------------------------------------------------------------------------------
米は日本の主食で大切な農作物なので、収穫前にこのように基準が発表されたことは、安心してお米を食べられる材料になると思います。
でも一つ気になることがあります。以下の記事です。




-------------------------------------------------------------------------------------
検査の実施主体は自治体で、実施の有無や方法は自治体が決められる。ただこれまで出荷停止の作物が出た県とその周辺の都県、計14都県には、国として、この方針に沿った検査を求める。(朝日新聞2011年8月4日朝刊より)
-------------------------------------------------------------------------------------
国が検査を要望する14都県はおそらく検査を実施するでしょう。では、他の道府県は?米の生産量1位を誇る北海道は?


その他の食品についても、今後は「危害要因(食品安全ハザード)」に放射性物質を含める必要性がでてくるでしょう。その時に、管理手段はどうしたら良いのでしょうか?
原材料受入時に検査しますか?同じ物を大量に購入する場合には可能かもしれません。
でも、少量しか購入しない場合は?
また、既に下処理がされている原材料を使用するときは?
納入先は「放射性物質が検出されない又は基準値以内であることの証明書をください」と言ってくるでしょう。
その時の対応を考えておく必要があります。

まだまだ課題の多い「食品安全」です。


北海道の米については、知事の対応を待ちましょう。


気に入って頂けましたら、応援お願いします。
にほんブログ村 料理ブログ 食の安全・食の基礎知識(料理)へ
にほんブログ村

0 件のコメント:

コメントを投稿