2011年8月22日月曜日

原材料の放射性物質を管理する方法




先回、放射性物質もハザードとして考慮しなければならないという話をしました。

実は、放射性物質のように食品工場では減らすことができないハザードは他にもあります。農薬、遺伝子組み換え食品・・・(遺伝子組み換え食品は厳密にはハザードと呼べるか難しいところですが、顧客要求事項を満たすとい意味では管理しなければならない「モノ」です)。

これらを管理する方法は、何でしょうか?受入検査で抜き取り検査ができる場合もありますが、できない場合も多くあります。


まず、ハザード分析の時に、「自分たちで減らすことができるハザード」と「自分たちでは減らすことができないハザード」を整理する必要があります。


自分たちで減らすことができないハザードは、「工場に入れない」ことしかありません。では工場にいれないようにするためには?受入時に判断できればよいのです。受入検査以外で判断する方法は?

それは、工場単独ではできません。供給者から情報をもらわなければなりません。そうです。外部コミュニケーションです。

さらに情報をもらうためには、「どんな情報が必要なのか」を明確にしておく必要があります。

「放射性物質の検査結果をください」だけでは、どの放射性物質なのか不明確なので、情報を提供しようにも「できない」という事になってしまいます。

まとめ

  1. 減らすことができないハザードは何か整理する
  2. そのハザードに対する受入基準を明確にする
  3. 供給業者に情報をもらう(外部コミュニケーション)



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