こんにちは、キュー・アンド・シーの阿部です。
今日は、コミュニケーションについてお話します。
あなたは、現場を良くしようと人一倍思っていて、現場から持ちかけられた相談にはしっかりアドバイスをしようと考えていませんか?
口うるさいと言われても、現場のためだから・・・・・。と。
でも「アドバイスしても、その通りにはしてくれない。相談されたから答えているのに・・」そんな経験ありませんか?
あなたは訊かれたらアドバイスしなければ・・・・、と思っている。
それは間違っています。
アドバイスが欲しい人はそんなにいません。
特に女性が話をする理由は、意見が欲しいからではないのです。
「自分の話を聞いて欲しい。自分の悩みを分かって欲しい」
大変なんですね、分かりました。あなたはこう考えているのですね。と言って欲しい。
ただ、それだけなんです。
だから、あなたがいくら的確なアドバイスをしても受け入れられないのです。
アドバイスされると「あっ、この人私のこと分かってくれないな」と思われてしまうのです。
Aさん:ここの掃除って時間かかるのよー。
あなた:でもこうした方が早く終わりますよ。
Aさん:(別に意見を聞いているわけじゃないんだけど・・・)
でも、大変でしょ。
あなた:でも、キレイにしなくちゃいけないから、仕方がないでしょ。
Aさん:(だから、それは分かってるって)
これだとバドミントンのようです。来た羽根は直ぐに打ち返す。それも相手が届きにくい所に。
そうではなくて、キャッチボールにしましょう。一度受け止める。
Aさん:ここの掃除って時間がかかるのよー
あなた:そうですか。大変ですね。他はどうですか?
Aさん:そうなの、大変なの!他には~
「そうですか。大変ですね」と一度受け止める。
相手の話を受けて、「でも」と逆接の接続詞で返すのは止めましょう。
5Sが現場に定着しない。マニュアルの落とし込みをしても実行されない。
そんな時は、アドバイスをしないで、相手の話を聞いてみましょう。
一度周りの人で実験してみてください。相手の話を「でも」で受けるとどうなるか。
「そうなの」と受けるとどうなるか。子供でも同僚でも家族でも。
(子供の場合、その違いは顕著です。「でも」を続けると、泣き出すか機嫌が悪くなります。)
アドバイスを聴いてもらえるようにするためには、聞き役に徹する。
そうすると、向こうから教えてと言ってくる。
ひたすら聞き役に徹する。
それも、ただ相づちを打つだけではダメです。
それだと「あっ、この人真剣に聴いていないな~」と思わせちゃいます。
でも、そこまで待つのってむずかしいですよね。
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