CCPとHACCPプランの違い
(株)キュー・アンド・シーの阿部です。
私が最初にHACCPについて勉強した頃、略語がたくさん出てきて
何がなんだかわからなくなった覚えがあります。
でも、周りの人たちは、その言葉を知っているのが当たり前の様な顔をしているので
なかなか質問できませんでした。
でも実際にいろいろ話してみると、実はその単語の本当の定義を知らない
或いは、間違って使っている人がたくさんいました。
あなたも、実はこれ、よくわかっていないんだよね~ってことありませんか?
そこで!!
今さら聞けない「これ何のこと?」を解説します。
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CCP=重要管理点
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今日はCCPとHACCPプランの違いについてです。
この製品のCCPは?又はこの製品のHACCPプランは?と聞かれて
あなたはどのように答えますか?
何回もこの言葉を繰り返しているうちに
CCPとHACCPプランの違いが分からなくなります。
過去に何度もこのブログでも「CCP」を使ってきました。
さて、CCPって何でしょうか?
Critical control point:管理しなければならない重要な点→重要管理点
ここまでは、知っているんです。わかってるんです。
じゃあ、重要管理点って?管理しなければならない重要な点て?
Codexの語句の定義を見てみましょう。
「管理が可能で、かつ、危害要因を予防若しくは除去
又はそれを許容水準まで低減するために必須な段階」
まだ、わかりにくいですね。
このようにも、言い換えることができます。
危害分析で「管理しないと、最終製品に影響が出る」工程だ!と評価された段階。
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HACCPプラン=計画
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そして、この重要管理点を管理するためのプラン(計画)に
「HACCPプラン」という名前が付いているんです。
計画なので、誰が何をどうやって~、が含まれています。
だから
重要管理点(CCP)はどこですか?
HACCPプランはどのようなものですか?
と質問することになります。
管理しなければ最終製品に影響が出る工程はどこですか?
それを管理する計画はどのようなものですか?って。
正確には重要管理点とHACCPプランは違うものです。
でもHACCPプランの中に重要管理点が含まれている
重要管理点を管理する計画がHACCPプランなので
同じように使ってしまうことがあります。
あなたはどうですか?
次回はCLとOL、許容水準についてです。
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